小学校受験 願書記入の心得

出願の時期が近づいて参りました。
毎年この時期になりますと、願書記入でお悩みになる保護者の方がたくさんいらっしゃいます。そこで「願書記入の心得」と題して、過去にあった失敗例や、願書を受け取る小学校からの意見を踏まえつつ、願書記入のポイントをアドバイスいたします。是非、参考にして下さい。

 

 

願書記入の心得

○願書記入の心得

・願書はその家庭を表す鏡です。

・願書は面接時に使用する貴重な資料です。

 ・読み易く、伝わり易く、を心がけて書きましょう。

 

○願書記入にあたっての注意点

  ・書き損じのために願書は2部入手する。

・コピーをとり何度も記入練習をする。

・願書を汚さない。・・・段落線が引かれていない欄の場合、まっすぐ書けるように、自分で薄く鉛筆で線を引き、記入後にその線を消すことをされる方が多いのですが、インクが乾かないうちに線を消そうとすると汚れてしまいます。充分に乾かしてから線を消しましょう。まっすぐ書くために下書き線を引くことは良いことです。

・写真の裏に名前を書き、まっすぐに貼る。・・・何百という願書を整理しているとノリが剥がれてしまうことがあります。剥がれた写真がどの願書のものか分からなくなると大変です。学校からの指定がなかったとしても、万が一のため写真の裏には名前を書いておきましょう。

・印鑑はシャチハタでなく、ちゃんとした印鑑をまっすぐに押す。・・・判子が曲がっているとだらしなく見えてしまいます。

・指定された筆記用具で書く 。

・誤字脱字は出さない。

・楷書で書く。読み難いくせ字は避ける。・・・読んでいただくわけですから読みやすい字で書きましょう。

・ひらがな、カタカナなど指定されたふりがなの書き方で書く。

・住所は番地まで書く。 ・・・山下町2-6ではなく、山下町二丁目六番地など

・記入した願書は必ずコピーをとっておく。・・・面接練習時に役立ちます。必ずコピーをとるようにしましょう。

 

○願書記入のコツ

・書き始めは1マス空ける。段落変えも同様。・・・縦に長い欄の時は要注意です。見た目も美しく、そして読みやすく。

・まとめておく。・・・学校の教育理念、学校の良いと思ったところ、家庭の教育方針、子どもの良いところ、を箇条書きで書いて整理しておく。願書記入字とても便利です。

・欄をあけない。・・・欄は最後まで埋めましょう。欄を残しすぎるとあまり良い印象を与えません。かといって欄外まではみ出してしまうのは論外です。ぴったりと収まるように推敲を何回も重ねてから記入してください。

・行幅にあった文字の大きさ、ペンの太さで。 ・・・行幅が狭いのに太めのボールペンで記入したり、行幅が広いのに小さな字で記入しては読みにくくなります。大事なのは読み手が読みやすいように記入するということ。自分の考えを相手に伝えるということです。

・丁寧な文字で 。・・・読んでいただくのですから当然のことです。字が上手い下手よりも丁寧に書くのが大事です。

・ 志望理由は、家庭の教育方針と学校の教育理念の近いところをみつけ説得力をもたせる。 ・・・ただわが子を御校に行かせたい!だけではなく、なぜ行かせたいのか、どうして望むのかを分かりやすく書きましょう。 家庭の教育方針と学校の教育理念が一部分でも通じるものがあるから受験するわけです。そんな当たり前のことを忘れて記入すると、読み手が、この志願者はなぜ当校を志望したのだろう?という文章になってしまいます。難しく考える必要はありません。志望し始めた頃に戻って、どうしてこの学校を志望したのかを思い出してみて下さい。 どの学校に出しても通じるような志望理由はやめましょう。

・自分達の言葉で書きましょう。・・・小学校は毎年たくさんの願書を目にしている願書読みのプロです。マニュアル本を見て書いているのかを見破ることができます。自分達の言葉で書きましょう。そのほうが思いが伝わり易くなります。

・印象に残るキーワードがあると面接時に便利。・・・志望理由を記入するとき、読み手の印象に残る言葉があると良いでしょう。何も難しい単語や言葉を書けと言っているのではありません。その家庭のことが相手に伝わる短い文章やフレーズです。印象に残したいフレーズと言った方が分かり易いでしょうか。

 ・短所は短所のように書かない。・・・人間の心理として、弱い部分を先に見せて自分の精神負担を軽くすることを行いがちですが、願書記入においてはあまり良いとは言えません。ご両親が短所だと勝手に思っている場合があるからです。周りから見たらそう見えないこともありますし、短所だと感じることがあるのであれば、読み手に短所だと思わせない書き方をしてください。愛情を持った書き方をすると必然と、短所のようには受け取られない文章になるものです。長所をたくさん見つけてあげて下さい。自分の子どもに自信をもちましょう。

 

 ○よくある失敗

・記入目的からずれている。・・・小学校からよく聞く話です。あれもこれもアピールしたい!と欲張って記入しる保護者がいるそうでず。そして学校側が書いて欲しいことから逸れてしまい、まとまりのない文章になってしまっていることが多々あるそうです。これを防ぐためには、下書きして、他の人に読んでもらい、自分が伝えたいことがちゃんと伝わっているか、欄の目的から外れていないかを確認してもらいましょう。

・志望理由が明白でない。なぜ志望したのかがいまいち分からない。・・・前述したとおりです。良くあることです。こういう家庭には面接で一から詳しく聞きなおさなくてはならず、ただでさえ短い面接時間を有効にに使いきれないそうです。注意して下さい。

・文章が長すぎる。・・・これも前述の通りです。だれでも一文が長い文章は読みづらく、何より理解しにくい筈です。簡潔にそして分かり易く、を忘れないで下さい。

願書記入の注意は以上です。


 

○願書記入の参考に

小学校受験新聞ブログ「願書の書き方」

小学校受験新聞ブログ「願書の書き方2」

 


 

 ☆願書記入のまとめ

・分かり易く、読みやすく書く

・なぜ志望するのか説得力を持たせる

・子どもに関することの記入は愛情を持って

 

皆さん、肩の力を抜いて願書作成に励んでください。

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